「実家に電話したら、この暑いのにエアコンをつけていなかった」
「本人は平気だと言うけれど、部屋がむっとしている」
この時期、ご家族からよくうかがうお話です。
名古屋市も愛知県も、高齢の方への声かけをくり返し呼びかけています。この記事では、お部屋の中で熱中症を防ぐために家庭でできることと、名古屋市が用意している「涼みに行ける場所」、そして訪問介護のヘルパーがお部屋で何を見ているのかをまとめました。
高齢の方は、暑さそのものに気づきにくい
名古屋市は、熱中症予防のページで次のように説明しています。
高齢者は温度に対する感覚が弱く、暑さに気づきにくいため、室内でも熱中症になることがあります。
(名古屋市「熱中症を予防しましょう!」より)
「暑くない」と本人がおっしゃるのは、我慢しているのではなく、本当に暑さを感じにくくなっていることがあります。ですから「暑かったらつけてね」とお願いするだけでは足りません。温度計を見える場所に置く、エアコンのリモコンを分かりやすい所に置いておく、といった本人の感覚に頼らない工夫が要ります。
名古屋市と愛知県が挙げている、家庭でできることは次のとおりです。
- 室温の目安は28℃。エアコンや扇風機を使う
- のどが渇かなくても、時間を決めて水分をとる。愛知県は1日1.2リットルを目安としています
- 通気性のよい衣類にする、外に出るときは帽子や日傘を使う
- 周りの人から声をかける(愛知県は高齢の方・お子さん・障がいのある方はとくに注意が必要としています)
水分の量については、持病によって医師から制限を受けている方もいらっしゃいます。その場合は、かかりつけの先生の指示を優先してください。
名古屋市には、涼みに行ける場所が2種類あります
名古屋市は、暑さを避けて休める場所を用意しています。名前が似ていますが、開いている条件が違います。
① 避暑やすみスポット
日常的に、暑さを避けて一時的に休憩できる場所です。ふだんから使えます。
② クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)
冷房のある施設を市が指定したものです。「熱中症特別警戒アラート」が愛知県に発表されている間だけ開放されます。令和8年度の運用期間は4月22日から10月21日までです。
ここで気をつけたいのが②です。特別警戒アラートは、めったに発表されません。広い範囲で過去に例のない危険な暑さになるおそれがあるときに、環境省から発表されるものだからです。
つまり、ふだんの暑い日に立ち寄れるのは①の避暑やすみスポットだとお考えください。どちらも場所の一覧は名古屋市のホームページに出ています(この記事の最後にリンクを載せています)。
なお、シェルターやスポットはあくまで施設の一角をお借りするものです。施設の業務のさまたげにならないようご配慮くださいと名古屋市も注意書きを出しています。
「熱中症警戒アラート」が出た日は、外出を見直す
ニュースで耳にする2つのアラートは、基準が違います。
- 熱中症警戒アラート……暑さ指数(WBGT)が33以上になると予測されるとき
- 熱中症特別警戒アラート……暑さ指数が35以上。広域で過去に例のない危険な暑さのとき
アラートは前日の午後か当日の早朝に発表されます。出ている日は、涼しい室内で過ごすことを第一に考えてください。買い物や通院をどうしても外せない場合は、朝の早い時間にずらす、ご家族が車で送る、といった形にできないかご検討ください。
訪問介護のヘルパーが、お部屋で見ているところ
ご家族が毎日ようすを見に行くのは、なかなか難しいことです。訪問介護でうかがったとき、私たちが夏に気をつけて見ているのは次のようなところです。
- お部屋の温度と湿度……エアコンがついているか、設定温度は適切か
- 飲み物が手の届くところにあるか……冷蔵庫にあっても、取りに行けなければ飲めません
- 前回うかがったときと比べた変化……食欲、受け答え、顔色、汗のかき方
- ふだんと違うと感じたときの連絡……ご家族とケアマネジャーへお伝えします
介護保険の生活援助では、飲み物の買い物、食事の用意、お部屋の掃除などをお手伝いできます。「冷たい麦茶をポットに作っておく」「エアコンのフィルターまわりのほこりを払う」といった、小さいけれど毎日きく手当てを重ねていきます。
私たちは体調の良し悪しを判断する立場にはありません。気になるようすがあれば、その場でご家族・ケアマネジャー・かかりつけ医につなぐことを役目としています。
訪問介護 いっぽ にご相談ください
『訪問介護 いっぽ』は、名古屋市中川区の訪問介護事業所です。介護保険・障害福祉・自費のサービスを、同じ事業所で行っています。「夏のあいだだけ、朝の様子を見に来てほしい」といったご相談も承ります。
中国語を話せるヘルパーが在籍しています。日本語でのやりとりに不安のあるご家庭も、遠慮なくお申しつけください。
- 対応地域……名古屋市 中川区・港区・中村区/海部郡 大治町(その他の地域もご相談ください)
- ご相談の受付……月曜〜金曜 9:00〜17:00
- サービス提供……毎日 7:00〜21:00(緊急時は24時間)
- 電話……052-756-3099
まだ介護保険の認定を受けていない、担当のケアマネジャーがいない、という段階でもかまいません。どこに聞けばよいか分からないことから、お話しください。
出典・参考
本記事は上記の公表資料をもとに、訪問介護 いっぽが要約・編集したものです。制度の詳細や最新の内容は、必ず各実施機関の発表をご確認ください。
“给老家打电话,这么热的天,父母居然没开空调。”
“本人说不热,可房间里闷得厉害。”
每到这个季节,我们常听到家属这样说。
名古屋市和爱知县都在反复呼吁:请多向身边的高龄者打招呼、多确认。本文整理了在家中预防中暑可以做的事、名古屋市设置的“可以纳凉的场所”,以及上门护理人员在家中会留意哪些地方。
高龄者本身就不容易察觉到热
名古屋市在中暑预防的网页上这样说明:
高龄者对温度的感觉较弱,不容易察觉到热,因此即使在室内也可能中暑。
(引自名古屋市《预防中暑吧!》)
本人说“不热”,未必是在忍耐,而是确实已经感觉不到热了。所以,只叮嘱一句“热了就开空调”是不够的。把温度计放在看得见的地方、把空调遥控器放在容易拿到的位置——需要这些不依赖本人感觉的办法。
名古屋市与爱知县列举的、家庭中可以做的事如下。
- 室温以28℃为参考。请使用空调或电扇
- 即使不口渴也要定时补充水分。爱知县给出的参考量为每天1.2升
- 穿透气的衣物;外出时使用帽子或遮阳伞
- 请周围的人主动打招呼确认(爱知县指出高龄者、儿童、身心障碍人士尤其需要注意)
关于饮水量,也有人因疾病被医生限制。这种情况请以主治医生的指示为准。
名古屋市有两种可以去纳凉的场所
名古屋市准备了可以避暑休息的场所。名称相似,但开放的条件不同。
① 避暑休息点(避暑やすみスポット)
可以日常性地避开暑热、短暂休息的场所。平时就能使用。
② 纳凉避难所(クーリングシェルター・指定暑热避难设施)
由市指定的、备有制冷设备的设施。仅在爱知县发布“中暑特别警戒警报”期间开放。令和8年度的运用期间为4月22日至10月21日。
需要留意的是②。特别警戒警报很少发布,因为它是在大范围出现前所未有的危险高温之虞时,由环境省发布的。
也就是说,平时炎热的日子里可以顺路去的是①避暑休息点。两者的地点一览都刊登在名古屋市的官方网站上(本文最后附有链接)。
另外,这些场所只是借用设施的一角。名古屋市也提示:请勿做出妨碍设施正常业务的行为。
发布“中暑警戒警报”的日子,请重新考虑外出
新闻里听到的两种警报,标准并不相同。
- 中暑警戒警报……预测暑热指数(WBGT)达到33以上时
- 中暑特别警戒警报……暑热指数达到35以上。大范围出现前所未有的危险高温时
警报会在前一天下午或当天清晨发布。发布当天,请首先考虑在凉爽的室内度过。如果购物或就诊实在无法推迟,请考虑改到清晨较凉的时段,或由家人开车接送。
上门护理人员在家中会留意的地方
家属每天前去探望并不容易。夏季上门服务时,我们会特别留意以下几点。
- 房间的温度与湿度……空调是否开着、设定温度是否合适
- 饮品是否放在伸手可及之处……即使冰箱里有,拿不到也喝不上
- 与上次相比的变化……食欲、应答、气色、出汗的情况
- 感到与平时不同时的联络……我们会转告家属与介护支援专门员(护理经理)
在介护保险的生活援助中,我们可以协助采购饮品、准备饭菜、打扫房间等。“把凉麦茶泡好放进壶里”“清理空调滤网周围的灰尘”——这些虽小却每天见效的照料,我们会一点一点地积累。
我们并不处在判断身体状况好坏的立场。一旦发现在意的情况,会当场转达给家属、护理经理和主治医生,这才是我们的职责。
欢迎向访问护理“Ippo”咨询
『访问护理 いっぽ(Ippo)』是位于名古屋市中川区的上门护理机构。介护保险、残障福祉、自费服务均由同一家机构提供。“只在夏天,希望早上来看一下情况”这样的咨询我们也承接。
本机构有会说中文的护理人员在职。用日语沟通感到不安的家庭,也请不必客气地告诉我们。
- 服务地区……名古屋市 中川区・港区・中村区/海部郡 大治町(其他地区也欢迎咨询)
- 咨询受理……周一至周五 9:00〜17:00
- 服务提供……每天 7:00〜21:00(紧急情况24小时)
- 电话……052-756-3099
尚未取得介护保险认定、还没有负责的护理经理——处于这样的阶段也没有关系。哪怕只是“不知道该问谁”,也请先来告诉我们。
参考资料
本文由访问护理“Ippo”根据上述公开资料整理编写。有关制度的详细及最新内容,请务必查阅各主管机构的正式发布。

